鍼灸の勉強会に参加してきました。
第1回目ということで、入塾式をしてくださいました。
お花や横断幕が用意されていて、全員での記念撮影もしました。
なんだか入学式といった感じで、とてもうれしかったです。
今日は先生が7名、受付の方が3名、生徒が18名でした。
生徒の中には、医師が2名、薬剤師が2名、いらっしゃいました。
場所も宮崎・三重・大阪など、全国から。飛行機の方も。
この勉強会に通いたいがために、鍼灸師になったという方もいらっしゃいました。
私、大丈夫かしら!?と、ちょっと圧倒されつつ…。
講義が始まり、治療のデモを見せていただきました。
風邪と花粉症でした。
先生は体に触れずに、手をカチャカチャ動かすだけで、症状を言い当てたり、治療点を取っていきます。
診断が決定すると、あとはしっかり決まった治療体系にのっとり、治療をしていく。
とてもしっかりした治療体系を見て、私は思いました。
今の治療にどう生かしていこうか?
これだけしっかりしていると、今の治療に組み合わせるということができるのか?
やっぱり、最初からきちんとやらないとダメだよね?
これをすべて理解して、覚えて、使えるまでにするのか?
この勉強会を生かしていくことができるのか?
私、ついていくことができるのかーーー??
クラ~~~
直感だけでウキウキ申し込んだ自分の計画性のなさに一瞬、気が遠くなり、視野が狭くなりました。
さて、デモの風邪と花粉症の方、状態も良くなり「さすがー」と思っていたのですが、
私が驚いたのは、先生は最初からこの風邪と花粉症の方を自分から選んでいたことでした。
「風邪ひいている人はいますか?」ではなく、
手をカチャカチャ動かしながら「風邪ひいてませんか?」「花粉症じゃありませんか?」
と、ピンポイントでその人の前にたち、患者モデルをスカウトしていました。
見ただけで分かっていたようです。
次は4人グループに別れて、担当の先生がついてくれての実技指導です。
先生がいらしてすぐ、また手を動かしながら、隣の方の水筒を見て言いました。
「中身、緑茶でしょ。」
「そ、そうです。」
インチキな方の占い師みたい。ちょっと、あやしくなーい!?
と、思ったのもつかの間、
次々とハイスピードでいろいろな技を披露し、
頭痛の方を治療しながら、
「だんだんトイレ行きたくなってきたでしょ。わたしにも伝わるのよー」
「今でしょ。さあ!トイレ行きましょ」
と、二人でニコニコ、トイレに走って行ってしまいました。
……
混乱と感動。
めまいやら、カルチャーショックやら。
総合すると、超おもしろかった!!
この治療法をどう生かしていこうか、とかいうことはひとまず置いておいて、
純粋に真剣に学んでいこうと思います。
1年間、たのしもう。がんばろう。