テレビなどで 催眠術で手が離れなくなったり、目が開かなくなったり…というのを見たことはありますか?
あれは特別な人が催眠をかけて、特別な人がかかっているわけではないのです。
オカルトやスピリチュアルなどではなく、筋肉の性質です。
日常のどこでもおこることです。
(ただし、目が開かないなどの特殊な動作は、
かかる本人が「催眠にかかってもよい」という許可を出さないとかかりません。ご安心を ^^)
どのようにしておこるか、というと「リラックス」と「言葉」です。
とくに「言葉」です。
言葉のチカラ
子どもに「おまえはバカだね。のろまだね。」と声をかけると、
その子は「そんなことない!」と思っても
筋肉が聴いていて、そうゆう動きをしていきます。
そして一番やりがちなのが、
「私はダメな人間だ」
「私はできない」
「足が太くていやだ」
「からだが悪いせいで~できない」
と、心の中で考えていると、心の声は自分には最も大きく聞こえてしまうので、
筋肉はそのように動いていきます。
自分とカラダの悪口は、言わない方がいいのです。
特にリラックスしている時、言葉はスーッと入っていきます。
テレビを見ているとき(メディアからの影響も大きいですね)
ボーっとしているとき
布団に入って眠る前…など
まずは否定的な言葉をかけないこと。
あまり難しく考えなくてもいいのですが、
ポイントとして、からだには 「主語」 と 「~ない」 という言葉は入りません。
×たろうちゃん、緊張しないようにね。(頭に残る言葉=緊張する)
→ 〇たろうちゃん、リラックスしてね。
×たろうちゃん、遅刻しないようにね。(頭に残る言葉=遅刻する)
→ 〇たろうちゃん、時間守ろうね。
×こわくないよ(頭に残る言葉=こわい)
→ 〇安心してね
主語は入らないので、この言葉を発した人にもこの言葉が入ってきます。
いい言葉を使うということは、
言われている人にも、言っている人にも、
思った以上のいい影響があるということです。
がんばっている自分とカラダに、いい言葉をかけてあげる。
すると筋肉はそのように動いてくれる。
いい言葉に囲まれていきたいですね。