先日、お客様より「そんなに強く押さないでください。私、骨粗しょう症が心配なんです…。」
と伝えられました。
ことり堂では、強く押したり、深く刺したり、といった治療は一切していません。
では、どうしてそのようなことをおっしゃったのでしょうか?
当院の治療では 「指標」 という、 「からだの強いコリ」 を病の重さをみる判断基準のひとつとしています。
特にそのコリ(指標)が、ふだんご自分では感じられない、関節部分や骨の部分にあります。
特に骨の上のコリは皮膚に軽くさわっただけで、ツーンとかビリビリするほど痛く、
「イテテっ」と声が出てしまったりします。
そのコリをピンポイントで探すことは案外難しく、
同じように触っても、コリの中心や角度をとらえていないと、その痛みが再現できません。
ご自分で触った時の痛さとは違ったのだと思います。
なので、
痛い = 強く押している
とお考えになったのだと思います。
ですから、
「ここの痛みを押している強さはこのくらいなんですよ。」
と、別の部位で触ってご説明したら、
「そんなに軽いんですか?」
と驚いていらっしゃいましたが、納得していただけました。
不安なこと、嫌なことは、遠慮せずどんどん伝えてくださいね。
それをやる意味の説明や、代替案のご提案などさせていただきます。
安心して受けていただくことが、治療効果を高めることにもつながります。