
セルフケアの重要性
世の中には、たくさんのセルフケア情報があふれていますね。
しっかり眠ること、栄養バランスを考えた食事、そして適度な運動。
まずは日常の土台を整えることは、やはり何よりも重要です。
でも、「理想はわかっているけれど、忙しくて手が回らない」「頑張っているけれど、なんだかスッキリしない……」
そんな時に、私が心からおすすめしたいのが「お灸」によるセルフケアです。
人間を「車」に例えると
子供の頃は、一日中動き回ってヘトヘトになっても、一晩寝れば翌日には元に戻っていました。
でも、「寝れば治る」は、20代までかもしれません。
人間の体は、よく「車」に例えられます。
生まれた時に一台の車を与えられ、死ぬまでその一台に乗っていく。
途中で乗り換えはできません。
時には無茶をしてスピードを出したり、険しい山道を通ったり。長く使い続ければ、当然、車も傷みます。
特に大人になると、1日分のエネルギー(ガソリン)が、ただ寝たり日常を過ごしたりするだけでは補いきれなくなってくるのです。
ガス欠のまま車を動かし続けると、故障もまた増えてきます。
鍼灸がプロによる「修理や整備」だとしたら、
セルフケアは「質の良いガソリンを入れること」や「車を洗車してきれいにすること」です。
日頃から手入れをしていれば、大きな故障や修理の必要はなくなります。
自分でどれだけ手入れをするかで、最後まで心地よく走れるかどうかが決まってくるのです。

東洋医学から考えるセルフケア
東洋医学では、体の中にある12の臓器(五臓六腑)がチームとなって働いています。
このチームの「気のバランス」が取れている状態が「健康」です。
どこかの臓器がサボりすぎず、働きすぎず …東洋医学の考え方はとてもシンプルです。
一生使える「4つのスイッチ」
すべての臓器が大切ですが、セルフケアで特に意識したいのが「脾・腎・肝・大腸」の4つです。
この4つのチームは、昼も夜も休まず働き続けています。
昼は動くためのエネルギーを作り、夜は体を修復するためのエネルギーとして頑張ってくれています。
特に重要なのが「修復」の役割です。
この4つを元気に保てば、他の臓器もつられて元気になっていきます。
東洋医学的なセルフケアでは、この4つの臓器に対応するツボにお灸を据えます。
(太白・太渓・太衝・合谷) 漢字は少し難しいですが、全身を整えるための「元気のスイッチ」だと思ってください。
お灸の本当のすごさ
セルフケアでは、ドラッグストアなどで手軽に購入できる「間接灸」を使います。
以前の私は、このお灸のことを「なんとなく温めてリラックスするための、力の弱いもの」だと思っていました。
そのため、もっと刺激の強い方法を選んでいた時期もあります。小さいものですが、直接肌を焼いては声が出たものでした。アッッッヂヂヂチィ~
けれど、気の施術を深め、お灸が本来どんな働きをしているかを気で感知した時は、本当に驚きました。
お灸に火をつけた瞬間、狙った臓器の邪気が一気に払われ、サラサラ・ピカピカにスッキリ整うのです。
一番の驚きは、体が温かさを感じる前の「火をつけた瞬間」に変化が起きること。
実はお灸の目的は、温熱刺激だけではありません。
「光のエネルギー」を体に入れることにあります。
だから、ぬるいお灸でも十分に効果がありますし、熱いのを我慢する必要もまったくありません。
自分のための「お灸時間」を
私自身、これまで食べ物やサプリ、体操など、多くのセルフケアを試してきました。
それぞれに良さはありますが、この「お灸」が最も効率よく、より根本的なアプローチになると感じています。
大人になればなるほど、自分の体のために時間を割いてあげることは不可欠です。
今日まで一生懸命動いてくれた体に、そしてこれからもお世話になるこの体に。
どうぞ、心安らぐ良いお灸時間をお過ごしください🌈

